バスケットボールレフェリーGONZO[ゴンゾー]日記 バスケットボールレフェリーGONZO[ゴンゾー]プロフィール
バスケットボールレフェリーGONZO[ゴンゾー]日記(ブログ)
バスケットボールレフェリーGONZO[ゴンゾー]日記バックナンバー
バスケットボールレフェリーGONZO[ゴンゾー]審判コラム
GONZO[ゴンゾー]リンク集
バスケットボールレフェリーGONZO[ゴンゾー]日記

ゴンゾー日記バックナンバー(2005年1月〜7月)

カリフォルニアに戻ってきました。

こんにちは。お元気ですか?本当にご無沙汰して申し訳ありません。事情があり、日記を更新できないでいました。先月の29日にカリフォルニアに帰ってきました。早速、次の日からシーズンインし、今日まで、約50試合をこなしました。
カリフォルニアは、冬にも関わらずとても暖かく、昼間は半袖でもいいぐらいです。今回は、オレンジカウンテイのレフのミーテイングに1度もさんかせず、シーズン前のテストも受けていません。
日本に帰国していたからです。でも、オレンジカウンテイのレフのデイレクター、ラリー氏の好意でシーズンインさせていただいています。
普通なら今シーズンはレフできないのです。本当に感謝です。試合のほうは、新聞に結果がでるような試合をもらっています。
でも、こっちの笛に戻るのに時間がかかると思ってのですが、直ぐに試合に入れました。先日も、お前は、今までで最悪のレフだと選手に言われ、ああ、カリフォルニアに戻って来たんだと感じました。
レフについては、まだ、まだ、修正する部分がたくさんあるし、努力が足りません。もっと経験をつみたいと思い、オレンジカウンテイのABAチーム、オレンジカウンテイクラッシュのコーチに頼み、スクーリメイジをレフさせてもらうことになりました。
今年新しく出来た、ABAオレンジカウンテイクラッシュ、元NBA選手も多く、レフするのは凄く勉強になります。ボールテンデイング、ダンク、スピード、高さ、どれをとってもなかなか経験が出来ません。本当にいい経験をしています。
予告、明日、火曜日、夜7時から、アナハイムのamericanスポーツアリーナで、彼らのスクーリメイジをレフするので、近所の方は見に来て下さい。
では、また、本当にやります。
(2005.1.16)


スクリメージ

こんにちは。お元気ですか?月曜日から大雨のカリフォルニアです。今、部屋でNBAを観戦中です。といってもレフにしか目がいっていませんが。
月曜日から今日までで、3日で18試合の強行スケジュールでした。特に昨日は、6試合連続の後に、ABAオレンジのスクーリメイジをレフしました。
6試合も続くと様々なハプニングが起きて、こいったときにはこいったジャッジが必要だとか、学ぶことも多いです。特に、コーチ、ファンの言うことを聞いてると、ジャッジにプラスになることもあるなと感じます。
試合を見ている第3者からの声というのでしょうか?今、私自身の課題は、表現力です。何のコールが起きたのか、次は何が行われるのかなど、ジャッジを表現するということです。
昨日の夜には、レフの活動の中で、はじめての12分、4コオーターの試合をレフしました。試合は、オレンジのスクーリメイジで、元NBA選手や、ショーンルックス選手などもいました。
最初は、ほとんど1りでレフしていたのですが、途中からアールというレフの仲間の一人と2人制でレフしました。っといっても2メートルの選手が4人、5人コートにいて、1番大きな選手は、2メートル10センチ以上で、動いて場所をとらないと判定しにくいと感じました。
どれもフィジカルなので、どれがファウルかをしっかり見極める必要があるし、このレベルをレフできているのは、将来への凄く大きな財産です。
まだ、まだ、やることはたくさんあります。止まってはいられません。頑張りますよ。
(2005.1.16)


明けまして

こんにちは。お元気ですか?
本当に遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年、2005年が皆 さんにとって良い年になりますように、そして自分自身にとっても素晴らしい年になるように、願っています。
年が明けても、レフが多く、学べることも多いので嬉しい限りです。年明けは、フレズノにロングビーチジャムの応援に、ロングビーチの選手と一緒にいって来ました。
初めて、フレズノにいけたのも嬉しかったんですが、田臥選手や中川選手、それにロングビーチの試合を目の前で見れたのは凄く勉強になりました。
その試合は、ジョーとジェフという、知ってるレフが二人試合をジャッジしました。
ジェフの方は、NBAのキャンプに行っていて、ジョーの方は、一緒に何試合かレフしたことがある間柄です。
ABAは独特のルールを使用しています。7秒、バックコートなど。試合もアップテンポだし、100点以上は当たり前の試合が多いです。 試合の始まる前と、終わった後にジョーと話をしました。自分自身、ジョーのチョップインが大好きで、<チョップインとは、アウトバウンズ等の時に、挙げてる手をボールがインバウンドになった瞬間、タイムインする動作です。>これが、ジョーのはカッコいいんです。
レフは、沢山の方達のレフを見て、それぞれちがうスタイルのレフから、いいところを盗むことが大事なことだと思います。
帰りのバスの中で、田臥選手に、NBAのレフについて聞きました。少しでもプレイヤーが感じていることを、レフについて考えていることを聞くことが、自分自身の成長にもなると思うからです。
シーズンを送るにいたって、試合の中でたくさんの出来事が起きます。先日は、アリゾナからチームが来たときに、そのチームは試合中には、凄くトラッシュトークして来ました。1回、コーチの目の前で、相手のナイスブロックがあり、ブロックされた選手が、フロアに倒れました。
コーチの目の前で起きたナイスブロック、コーチは、言ってはいけない言葉を言ったので、直ぐにテクニカルファール、それで落ち着いたらと思ったら、今度は、パートナーのコールしたジャッジについて、チームの応援団がフロアに降りてくる事態になり、ベンチテクニカル。
もう、このような試合はあたリ前になってきました。本当に何が起こるかわかならい試合は、本当に勉強なります。
明日も3試合、あるので頑張りますよ 。
(2005.1.20)


宮田選手所属チームでスクリメージ参加

こんにちは。お元気ですか?カリフォルニアは、また雨が降ってきました。もう雨はいいです。
さて、先日は宮田選手の所属するオンタリオ・ウォリアーズのスクリメージ<この時は4対4でした>に行ってきました。
宮田選手の所属する独立リーグABAのチームでこういった機会を与えてもらえただけでも本当に感謝です。スクリメージの中では、公式戦のようにガチガチやるということは少なくなると思います。
けれど、自分自身いつも勉強だし、大きな選手やスピードのある選手をジャッジするということはこれからの大きな財産だと思っています。
いつでも機会があればレフをしに行きたいです。さて、先週の週末も多くの試合をこなしました。金曜日に3試合、土曜日に5試合、日曜日に8試合でした。多くの試合をこなすと、その試合の中で様々なハプニングが起きた時に、「なるほどこういったときにはこのような対処が必要なんだ」とか、「このときはどうしたらいいのか」などを勉強できる、またとないチャンスです。
特に日曜日の最後の3試合は、アール氏というNBAのキャンプに行っているレフでした。彼はいつも自分のことを可愛がってくれ、いろんなことを教えてくれます。そして、これは取るが、あれは取らないかなど、彼が選ぶコールひとつひとつも勉強になります。
レフは、誰かに教えてもらうのもいいのですが、自分で見て、いいものは盗むといったことも凄く大事です。
死ぬまでレフには完璧はないし、常に自分自身が変わって、上手くなるのだと思っています。
レフは本当に楽しいです。学ぶこともたくさんあります。頑張って頑張って、本当に夢を叶えます。
(2005.1.28)


ヒュウ・ホリンズから

こんにちは。お元気ですか?私自身は、いつも元気一杯です。冬なのに、半袖、半ズボンでもいいカリフォルニは、本当に住みやすいです。
全米いろんなところで住んだアメリカの方達も、天気が最高だからカリフォルニが1番、住み易いよというのもうなずけます。
さて、先日はABAロングビーチとオンタリオの試合を観戦にいってきました。というよりもいつもレフの方にばかり目がいってしまい、試合をビデオに撮っても肝心の選手が写っていなかったりしています。ビデオを撮る理由は、少しでもいいレフの技術を盗みたいため。
どんな会場にいっても、ここではどこも大体の大学、高校のジムは観客席が階段式に出てきて、試合が見やすいようになっています。
レフの動きを全体的に捉えたいときや、自分のポジション取りを確認したい時は高いところから、平面で高さを捉えながらファールかファールでないかを判断する時は、フロアに近い位置でビデオを撮ります。
ビデオって本当にいいものです。自分があの時は、こうだからこうだったといっても、それが本当にちがうかは、ビデオを見れば直ぐに分かります。
レフの反省にはかかせないものです。
そして、先日ヒュウ・ホリンズの家に行って来ました。ヒュウと話をしていて、ヒュウに今はカレッジのキャンプに夏はいってるけど、今年の夏はプロのキャンプに行きたいんだと話したところ、わかったここに手紙を出せといわれたあて先は、NBAのオフィスでした。
レフのデイレクターの名前、場所の住所、電話番号等、全部教えてくれて、ヒュウにまず、オマエがNBAのレフになりたいということを、オフィスに伝えなくてはだめだといわれ手紙を出しました。その中には、ヒュウの名刺もいれて。
今は、気長に返事を待っています。ヒュウは来るといっていたのですが、その言葉を信じてその手紙の答えを待ちたいと思います。
手紙の返事が届いたら本当に嬉しいです。いや、届きます。必ず。
(2005.2.3)


日本へ

こんにちは。お元気ですか?ご無沙汰しております。今、私自身の事情により日本に帰国しています。
2月の6日までのシーズンを終え、日本に帰国しました。カリフォル二アに戻ってから、この2ヶ月半の間でゲーム数だけ考えれば、80試合以上をこなしました。でも、ただ、こなすだけではなくてその中でどれだけ自分自身が意識をもって、自分の苦手の部分を鍛えることができたか、それが今後のレフのキャリアにつながってくると思っています。
NBAのオフィスに出した手紙の返事はまだ、来ません。ヒュウに日本に帰ってる間、なんかしらのインフォメーションがあったら、俺から連絡するといわれました。
今回の日本へ帰国は必ず自分自身にとって大きな財産になるものだと信じています。どこにいても決して楽してはいけない、自分に厳しく起こりうることを楽しみながら頑張りたいと思います。
今、日本に帰国しておもうことは、本当に素晴らしい出会いに恵まれている、いや、恵まれすぎているということです。レフの夢を追うという中でこんなにも素晴らしい方達にお会いできた自分自身、本当に幸せ者です。
これからいろいろな場所でレフするとおもいますが、もし、私を見かけることがありましたら気軽に声をかけてください。
頑張ります。
(2005.2.14)


違いは何?

こんにちは。お元気ですか?日本は寒いです。帰国してから時差ボケもなく、毎日、あわただしくしています。
単純なので、基本的にはどの国にいっても、普通にそこの生活には入れると思っています。
さて、今回は様々な目的があり、日本に帰国しています。昨日も今日もレフの勉強をしてきたのですが、正直、戸惑う部分もかなり多くあります。
レフでの、コールするものの考え方がちがったり、これは絶対にファールというものも、ファウルではなかったりするからです。
結構、フィジカルにやらせたりすると、危ないとか、怪我するからと言われることもありました。
その生まれているコンタクトも意味があるのか?ないのか?偶然起きたものなのか?
吹く必要があるのか?などいろいろあると思います。
カリフォルニアでレフをしているときは、これはみんなが知っているファールだよというものがあり、これは、ノーファールだよというものが存在します。
このことについては、コーチ、、選手、ファンも知っているし、だから吹かないとブーイングになります。
正直、ここではそのようなものが存在しないように感じます。これは絶対に、こうだよというものがないように感じています。
もし、それが私だけの勘違いだったら申し訳ないのですが、試合を見たり、吹けばふくほど感じてしまいます。
特にこちらでレフをすると、選手、コーチがレフにはアピールしてこないのです。
常にいつも笛を持つと喧嘩の要素というものに敏感になりますが、その心配もないのには少し驚きです。
常にレフは学ぶものですが、もっともっとたくさんのことを学びたいし、学ぶ必要があります。
そして、学んだものをもっとたくさんの人と意見を交換したいです。勉強が本当に足りないと思うので、頑張りますよ。
(2005.2.20)


昨日の試合では。

こんにちは。お元気ですか?日本に帰国してから、何回か雪を見ました。何か久し振りの雪だったので、懐かしかったです。
先日のNBAオールスターで、エンターテイメントの中で、レフの格好をした偽者がダンスを踊るという場面があったそうで、それを見た方達から、ゴンゾーもダンスが出来ないとだめだといわれ、本気でダンスを練習しようかなと一人で考えています。
多分ですが、自分自身がダンスしたらものすごいブーイングを浴びそうです。でも、今のところできるダンスとしたら、ラジオ体操ぐらいです。ってダンスじゃないですよね。
さて、昨日、アイシン対トヨタの試合を見にいってきました。レフがない時は、一人のバスケファンとして試合を見に行きます。
でも、いつもレフにしか目がいかないのですが。全体的に見た印象は、バスケットが凄く綺麗に見えること、悪いことをやるといった要素はありますが、白黒出る要素が多いなと感じました。
スクリーンのかけ方も本当に外人選手は綺麗にかけます。しっかりした正当なポジションを取ることからはじめてるところは、それだけしっかりとスクリーンのかけ方を子供の時から教えられているのだなと感じました。
逆に日本人選手は、みんなそれぞれスクリーンのかけ方がバラバラで、特に目立つのが方から肘がはみ出た、スクリーンのかけ方です。これは、場合によりますがコンタクトがあった時点で、オフェンスファールになってもいいと思います。
選手が大きくなればなるほど、大きくて見えない部分、ブラインドに入りこんでしまって、いつの間にか視野がないケースが増えると思います。なので、位置取りは常に頭に入れておいたほうがいいなと、昨日は勉強になりました。
今は、体に改造をかけることを課題として、空いた時間を作ってトレーニングしています。体を大きくすることは、自分自身への課題です。
なぜ、体が大きい方がいいのか知りたい方は、メールをください。
(2005.9.19)


レフへの課題の生まれ方

こんにちは。お元気ですか?日本は、大雪です。でも、今回、約3年ぶりに雪だるまを見ました。
久し振りの雪だるま、スノーマンを見れたので雪が降ってよかったと思いつつ、雪の日の寒さに凍えています。
それと、今、ファイブという某チームのベテラン5人衆のことを描いた本を読んでいますが、凄く良い本だなと感じています。
本当に起きた話で、バスケットマニアの自分自身にとっては、その言葉一つ一つに何か力をもらった気がしました。
是非、読んでみてください。どうして、こういった選手、コーチの本はあるのに、レフの本がないのでしょうか?不思議です。
さて、今、毎日、ある事からNBAのルールブックや、国際ルールと見詰め合っています。そこで、感じたのがNBAのルールの細かいこと、細かいこと、凄いのです。
ルールという以上、細かくてはいけないと思うのですが、ここまで細かいとはおもいませんでした。 何を今さらルールを言ってるのと?思うかもしれませんが、それは、試合の中でのルールではなくて、NBAの本当に基本となっているルールのことです。
細かい内容が記載できないのが残念ですが、いつか紹介できたらいいなと思います。
さて、今日は、久し振りに高校生と中学生の試合のレフをしてきました。選手が大きいくても、小さくても関係ないし、どんな試合でも必ず自分自身にプラスになるもの探しているので、今日の試合でも得るものはたくさんありました。
でも、当然なんですが、それぞれチーム、国ではバスケットスタイル、レフェリーのスタイルもちがうなと改めて感じます。
日本では、早い展開のパスランのバスケットに良く出会います。でも、カリフォルニアのレフでは、コンタクトの多い、自分自身から好んでコンタクトを生む、試合が多かったと思います。
スクリーンプレイを何回も使ってやる、フィジカルな試合がレフをやっていても大好きです。
そいったフィジカルなケースが多いから、試合でも様々なハプニングが生まれ、レフとしての勉強課題が生まれるんだなと思います。
日本では、選手が汚いことをやろうとしないしことも、レフへの課題を少なくしてる理由だと思います。
こちらでレフをやってると良く選手が、いたって、って言うことが多いのですが、いつも何が痛いんだろうと思ってしまいます。
アピールの言葉だと思うのですが、アピールならレフに話していってこればいいのにな、と思います。ここでは、レフとプレイヤー、コーチが話せない感じがしますが、それには反対です。
なぜなら、コーチ、プレイヤーの方々は、レフにとってプラスとなる考えをもっていることがあるからです。たしかに、なっとくしないジャッジについて、言うこともありますが、それ以外も多くあります。
今度、レフをする方は、コーチやプレイヤーの意見を良く聞いてみてください。
また、明日も頑張ります。皆さんも頑張りましょう。
(2005.3.5)


涙の試合

こんにちは。昨日は、明治大学の練習試合をレフしてきました。明治大学は、外からのシュートもよく入り、速攻も多くでるナイスなチームでした。また、監督、アシスタントコーチの方からも様々な話を聞けて、とても刺激のある1日でした。
課題としては、45度くらいからのジャンプシュートについて、トレイルの位置からだと少しブラインドが生まれていることが多いので、もう少しポジショニングを良くしなくてはいけないと感じました。
試合が終わって、あるコーチが、ゴンゾー、練習の指導や選手を育てることはコーチの仕事だ。
けれど、試合が始まったら選手を育てるのはレフェリーの仕事だ、それを忘れるなと言われました。
まさにそのとうりだと思います。ここでの笛は、理由のある偶然に起きてしまったことにもファールがなったり、お互いやりあってることにもコールがあったり、当たったものがすべてファールになってしまうケースが多いのでは?と思うことがあります。今日、ある試合を見ました。正直、涙しました。なんで人のやっている試合で泣くのか?と思うかもしれません。
でも、そのジャッジに涙しました。自分自身が習ってきているものが必ずしも正しいと思いません。
しかし、本当にその試合を見て悲しくなりました。コーチも選手も本当に我慢しているなと凄く感じました。
これから、選手やコーチの方達にしてほしいなと思うことは、ジャッジについておかしいな、何故だろうと?と思ったときは、どんどんレフェリーに理由を聞きに行ってください。レフェリーは理由があるからコールするわけで、理由がなければコールは出来ないのですから。
選手やコーチ、特に選手はジャッジについて本当にいい意見を持っていると思います。コートでプレイしてて、その本人達が1番、自分自身がファールしたか?していないか?などは良くわかっているのですから。これをしたらファールだとかきまっていれば、もう少しいいと思うのに。
想像してみてください、1つ1つのコールに対してブーイング、1つ1つのジャッジについて、選手、コーチが詰め寄って理由を聞いてくる。コーチの前に立つと、後ろからテクニカルファール寸前の会話でプレッシャーをかけて来る。
ファンから罵声を浴びせられる、選手から睨まれ、お前は世界1、最悪のレフェリーだといわれる。
そんな中で、レフェリーが出来ますか?でも、こういった環境でレフすることが、今、ここでは必要なのではと思います。
レフェリーが威厳を保つことは大事です。しかし、威厳を保ちすぎて選手とコーチのコミュ二ケーションをなくしたり、相手を尊敬する気持ちをなくしてはいけないのです。
常に目線は一緒、けっしてレフェリーは偉いわけではありません。バスケットは選手がいないとバスケットになりません。でも、レフェリーがいなくてもバスケットは出来るのです。
選手を自由にするというわけではなく、もっと相手を敬いながらやっていく、今日はたくさん教えられた気がしました。
本当に常に勉強、勉強、無駄な時間は一瞬たりともありません。常に学び、そして、学んだことをこれから教えるためにも、頑張りますよ。
(2005.3.13)


IMPOSSIBLE IS NOTHING

こんにちは。忙しくしていますか?今週も様々な経験が出来ました。この時期に、日本にいるのは久し振りなのでなるべく多くの試合を見たいと思い、時間があるときは代々木に通っています。
昨日は、JBLのファイナルを観戦してきました。っといっても目はいつもレフの方にいってしまい、試合どころではなくなってしまいますが。
東芝対アイシンのファイナル、アイシンがブザービーターでオーバータイムに行くという、ナイスゲーム。お客さんの入りがまばらだったのには残念でしたが、両チームとも気合の入ったゲームでした。
応援がもっと楽器を使わず、ブーイングをしたり好きな言葉をはっするような感じだったらいいなと凄く感じた。誰かに「デイフェンス」と音頭をとって行うのではなく、自然と自分から声が出ているといったファンがいたらいいのになと、応援席の横で感じていた。
その試合の後に、某大学でレフを行った。練習試合だったが凄く勉強になる現象もあり、本当に為になった。その現象は、トップのスクリーンをかけているプレイヤーにデイフェンスがそのスクリーナーにまっすぐに当たったので、自分は笛をならさなかった、けれどその時に、そのデイフェンスの肘がそのスクリーナーに入ってしまった。
この時は、必ずファールを吹くべきだし、インテンショナルファールでもいいと思う。その選手には、申し訳ないことをした。
でも、その試合の後に3人の選手が、わざわざこれはファールだとか、ジャッジについて聞きに来てくれた。選手がもっている質問には、こちらの方も丁寧にいつも答えたいと思っている。
この意見交換がお互いを磨き、もっと上のレベルのステップアップにつながると信じている。それは、やっている本人達が1番何をしたか、わかっているから。これから私をどこかで見かけた選手やコーチの方達は、どんどん聞きにきてほしい。
そして、今日は宮田君のチームのスクーリメイジをレフしてきた。このチーム自体がいいチームでいい選手も多いが、、その中でも宮田君は上手かった。レフをやっていても楽しかった。たくさんのグッドな選手をコートの中で見られるのだから、それは楽しいに決まっている。
今は、レフについて様々なことをしなくてはいけない。やる事は山積みだ。でも、常に自分に厳しく、他人に優しく。
大きな夢と希望をもって、決して諦めない、後悔をしないためにも。ゴンゾー日記を読んでくれている方、バスケット大好きな方、いつかどこかであったり、同じコートに立つ為に、今を頑張りましょうね。
Impossible is nothing
(2005.3.20)


コーチキャンプから得たレフへの刺激

こんにちは。今日は暖かかった。もう春ですね。さて、昨日、今日とレフのことも含めて凄く勉強になった週末でした。
その事を紹介したいと思います。それは、金曜日から今日の日曜日までトヨタ府中で行われた、小野コーチのSHU'S CAMPを見てきた事です。これは、数年前から始められたコーチ達の為のキャンプであり、その参加者は、100人近くにのぼる素晴らしいキャンプです。
それぞれのコーチは、自分で学びたいから自分でお金を払ってくきている。だから、そのコーチの方々の表情は真剣そのものだった。
また、そのレクチャーを行う顔ぶれも凄い。東海大に陸川コーチ、筑波大の吉田コーチ、拓殖大の池内コーチ、千葉大の日高コーチ、JOMOの内海コーチ、トヨタの小野コーチ、元明治大監督の小玉さん、そして能代工業の前監督加藤先生、本当に夢のような顔ぶれだ。
一つずつ、そして、各質問にもコーチの方々は丁寧に答えていた。そん中、レフへのアドバイスもしっかり私自身に与えてくれるので、本当に嬉かった。コーチの方々は、人の何倍も何倍も勉強している、だから、レフもそれ以上に、もっともっと勉強の必要があると肌で感じた。中でも、ある方の奥さんのお話には刺激を受けた。なるほどなと思わせる部分が多く、ずっと話していても飽きさせない新鮮なものがあった。
いつか必ずこのようなキャンプを開いてみせる。いつもたくさんの素晴らしい出会いがある、それを大切にし、将来、コーチとレフがお互いリスペクトしあえるような環境にしたい。今まで素敵な出会いに恵まれた、アメリカでのオレンジカウンテイの仲間、ホスト、ヒュウホリンズ、トニー、ポール、デイロ、ラリー、ジェームズ、誰かに言われるのではなく、自分自身にある何かが、いつも良き出会いを運んでくれる。
これから本当にたくさんのエネルギーを日本で必要になると思う。でも、若さで?勝負するのみ。
(2005.3.27)


ポジテイブマン

こんにちは。お元気ですか?日本に帰国して約2ヶ月が経とうとしています。この2ヶ月間も、アメリカにいるときには経験できなかった、たくさんの事を経験できています。
でも、そのたびに己の力の無さを痛感します。まだ、まだ、出来る。もっと出来る自分自身がそこにいます。もっとやらなければ。
先日、アメリカにいるときに出した手紙の返事はまだ、来ません。いや、来なくて当たり前なのです。向うでレフェリーを始めた時もいつもそうでした。でも、雑草根性でどうにかします。何をするにもこの根性を忘れずです。
さて、今年もサマーキャンプに行きます。場所は、アメリカ本土とアジアのある国を視野にいれています。そいったキャンプに行く事は、己を磨くのと一緒に、とても良い出会いがあるからです。
常に何事にもポジテイブに考える、これって簡単そうで難しいですよね。でも、マイナスで考えるよりもプラスで考えた方がいい方向に行きます。当たり前ですね。
何事にもポジテイブに考え、頑張ります。
(2005.4.2)


ステップ バイ ステップ

こんにちは。今さっきまで、NBAのビデオを見ていました。普段、時間がなく慌しくしているので、少し時間があるときは何回も同じビデオを見ます。もちろんみているのは、試合の流れとレフの動き、ジャッジについてです。もし、このプレイでコールした場合、そのコールについて選手に聞かれた時、自分だったらなんて答えるか等を想定して一人テレビに向かって話しています。
それから、来週は、大学生の試合をレフする予定なので、頑張りたいです。
こちらでレフの活動をする時、試合が終わった後などに反省というものを他のレフの方に頼みます。反省というのは、コートの外にいる方から見て、自分自身のレフはどのように映ったかというものです。ある人に言われたのが、オマエのレフのスタイルは根本的にちがうから、反省も難しいよという事です。それはあるなと思います。
今まで習ってきたものと、ここでのジャッジの種類が違うからです。日本にいる間こちらの笛に合わせる気はないし、今、自分自身が持っている笛で勝負したいと思っています。夢は、ここでトップになる事ではないのですから。たとえ、それが1対5000だとしても、自分自身を信じて行きます。
ああー、今、体重が減って減って、悩んでいます。食べる量は相当なものなのですが、体脂肪率も11パーセント、選手じゃないのにこの脂肪率はいいのでは?
でも、その少なさが悩みです。もう1度、誰かに相談しよう。
いつか、夢を叶えるとともに、若い世代、ベテランの方たちがお互い、切磋琢磨し合える良いレフの組織を作りたいと思います。
それでは、シーユースーン。
(2005.4.9)


楽しむという気持ち

こんにちは。お元気ですか?春と思ったら桜も散り、桜見する時間もありませんでした。
さて、先週は大きな出来事がありました。それは、もう少し時間がたったらお伝えしたいと思います。
まさか、自分がそうなるとは思っていませんでしたがそれが現実に起きました。土曜日、日曜日は大学生の練習試合をレフしてきました。
練習試合に参加していたチームはどれも良いチームで、レフをしていてもとてもプラスになり学べるものも多かったです。どの辺というのは内緒で、自分でしっかり反省して物にしたいと思います。
昨日日曜日も、あるコーチの方からお話を聞けて夢への挑戦の意味、それについて大事な事を学ぶという大切さなどを教えられました。
どんなスポーツでもどんな分野でも、楽しくできる事が1番幸せですよね。凄く シンプルなことのようで、中々難しいこと。でも、どんなに夢が大きくても常に 楽しんでやるということが、その夢への扉を開いてくれる事と思います。
日本に帰国しても、たくさんの方に良くしていただき本当に嬉しいです。
もっと、もっとたくさんの方にお会いして、たくさんのことを学びたいです。
(2005.4.18)


特権

こんにちは。お元気ですか?ご無沙汰しています。このごろ、いや日本に帰国してどたばたとしていて日記が遅れがちですみません。
桜も散り、夏到来かという暖かさが感じられます。もう直ぐ日本ではゴールデンウィークです。ゴールデンウィークを日本で迎えるのは約3年ぶりです。カリフォル二アには無かったですから。
さて、先日川崎でストリートボーラーのちょっとしたイベントでレフしてきました。メンバーも豪華でレベルも高かったです。ストリートのレフは本当に難しいですよ。プレイをさせてあげて、なおかつ喧嘩させないようにさせないといけません。それと試合の点数をいつも気にしながらゲームをコントロールしなくてはいけないし、本当にタフですが勉強になります。いつもしっかりした試合をレフするのではなくこういった試合をレフした方が勉強にはいいと思いました。
カリフォルニアにいたときは、リーグそれぞれでちがったルールでおこなっていた事が多く、午前と午後の試合ではルールがちがうこともありました。だからそのたびに笛の種類を変えていました。その経験が少しはストリートを吹く時には生きてるかと思います。来週の月曜日、川崎でストリートバトルを行うそうで、幸運にもそのイベントにもレフとして呼ばれています。本当にありがたいことです。
それと、今月のスポーツイベントという本にインタビュウーが掲載されています。
よければ見てください。
夢は夢で終わらせぬ、常に夢を描く事が出来それに向かって努力することが出来る、それは、人間だけの特権。
出会いという素晴らしい糧を得て、本当に頑張ります。
(2005.4.28)


振り返るな

こんにちは。ご無沙汰ですみません、ゴールデンウイーク中もそしてあけてからもどたばたどたばたしていました。連休中は日体大対筑波定期戦、李相白杯、神奈川県の県大会を見に行き、レフもストリートのイベントでやらせていただきました。
試合を見ることの方が多かったですが、ペンを片手に凄く勉強になりました。
特にストリートのゲームではすべてが新鮮で学んだ事は多かったです。それと自分の力のなさを痛感しました、ゲームの読み、選手の気持ち、お客さんの気持ち、自 分自身の心理状態、モチベーションすべてにおいてです。何試合も見ましたが、試合を見るのは結構疲れます、レフをしているほうが大分楽だなと思いました。今、コンデイションは良くありませんが常にどんな状態でも良い笛が鳴らせるようにしたいです。ここから夏への大きな扉を開けないといけません。前進あるのみ決して振り返るな、心のテーマです。
(2005.5.11)


キャンプ

こんにちは。お元気ですか?ご無沙汰してすみません。このごろ大分、忙しくしています。2月に帰国して、まだ、3ヶ月しか経っていないことにきずき1日が長いなと思うこの頃です。NBAではプレイオフが盛り上がっていますね、今年はどこが チャンピオンになるでしょうか?楽しみです。
いつかこの日記に私自身が何をしているか?そしてこれからどのように動いて いくかなどを書きたいと思います。今はいうことは出来ないのですが近いうちには 必ずこの場に記載したいと思いますので少しお待ちを。
この夏もサマーキャンプに参加する予定です。どこのキャンプでも必ず自分自身の 為になります。3日間のキャンプに行ってなんになるといわれた事もあります。
でも、それは常に本気で上手くなろうという気持ちを持たず、そのキャンプの 重要性を認識していないからだと思います。キャンプは選手、コーチ、レフェリー がレベルアップできる場なのです。そこにはたくさんの出会いがありますし、 誰かに言われていくのではなく、自分自身が上のレベルに行きたいから自分の意志 でいくのです。
さあ、この夏のキャンプかなり楽しみです。
(2005.5.26)


サンキュウ

こんにちは。お元気ですか?今、外は雨が降っています。カリフォル二アにいた頃は雨とはほとんど無縁だったのですが、日本ではそうはいきません。
さて、一昨日は関東学生選手権を観に行ってきました。知人のチームがベスト4に残ったのでその応援とレフで何かを学ぶ為に代々木に行ってきました。残念だったのがお客さんの入りの少なさと、試合途中音楽もなくハーフタイムショウもなく会場内はかなりシーンとしていたことです。ブラスバンドが入るだけでも全然ちがうのになと思いました。どのバスケファンの方も試合の楽しみ方をしらないんだと 少し感じました。試合はグッドな試合が多かったです。特に応援していたチームの チーム一丸となった姿勢は最高でした。このチームはきっと今年、旋風を巻き 起こすのではないかと思います。
レフの方は、私が見た限りではどのレフェリーの方も試合に入りきれていなかった のではと思います。本来の力ではなかったようにそれぞれのレフェリーに対して思 いました。
私の方は、先日と昨日は高校生のレフェリーやレフ志望の女性レフェリーとゲーム をこなしました。新鮮な気持ちをもっている彼らから学ぶ事はたくさんあります。
なんでレフェリーを始めたのか?自分の目標は何なのかを再認識させてくれます。
いつも彼らは、今日は本当にありがとうございましたといいます。でも、逆にこ ちらがサンキュウといいたいです。
この夏の動きはもう少しで内容が決まるので、決まり次第連絡したいと思います。
それと今の私の動きも含めて。
では、また。
(2005.5.30)


クラスセッション

こんにちは。お元気ですか?日本はいや、関東は雨です。最悪です。今日は、 東京で高校女子の関東大会が行われています。知り合いの方もレフとして参加して るのでサクッと頑張ってもらいたいです。
さて、先週の土曜日からおとといまでゲームがありました。今は、今まで日本には ないレフェリーのシステムでベテランのレフの方とレフェリーをしています。
今までの日本でのレフェリー界での出来事を全然知らない自分自身にとって、その 方達から聞ける話は本当に興味深いです。特にレフェリー界は、年功序列とか、 女性だから駄目だとかあるみたいですね。これは、カリフォルニアでもあったで しょうか。しかし、若い方でもレフは出来る人は出来ますし、若い時から様々な ところで、様々なレベルの試合を吹く事はとても大事だと思います。
そんな彼らの経験が彼らがベテランと呼ばれるようになった時、次の世代に 受け継がれるのではないでしょうか?女性レフェリーもです。女性レフェリーだっ て男子の試合をレフしてもいいとおもいますし、それが出来るレベルはあると思 います。
NBAでは、バイオレットパーマーという女性がただ一人レフしています。彼女の 判定はなんの変わりも男性とありません。私もあった事があるのですがその体は まさに鋼鉄の鎧でした。NBAのレフェリーのグレッグとリオン氏は夏には、子供達 のトーナメントの試合をレフしています。それと必ずどんな人にもレフの意見を 尋ねます。ヒュウホリンズもそうでした。ノリ、この判定についてどう思う?この 答えはこうだといった感じで。自分自身がどのレベルにいこうとも常に成長する 気持ちを忘れてはいけませんね。
報告です。来月、ロスで行われるロングビーチサマープロリーグにレフェリーと していく事になりました。NBAのクラスセッションを受けます。これは、ある方の ご好意で、個人としての話をいただきました。彼らの持ってる技術もそうですが、 その生活すべてを勉強してきます。
自分自身にとってのプラスですし、本当に良い経験になると思います。
また、みなさんに再会できることを楽しみに。
(2005.6.10)


解除

こんにちは。お元気ですか?日本は今、梅雨のせいか雨の日が続いています。 やっぱり熱くてもいいから晴れがいいですよね。
さて、今はNBAファイナルの最中、明日の第7戦で勝利した方が今年のチャンピオ ンですね、みなさんの予想はどちらでしょうか?個人的にはデトロイトに勝って ほしいです(サンアントニオファンの方すみません。)しかし、バスケの試合であの 人の入りは凄いですし、レフェリーへのプレッシャーも相当な中でのジャッジは 見事の一言です。
先日、東京の高校女子の試合を見に行ってきました。何人かのレフェリーの 知り合いの方にも会う事が出来、とても刺激的な日になりました。高校生の 試合はお客さんがたくさんいますし、見てても本当に楽しいです。日本のどのレベ ルでもああやってたくさんの方が見に来るようになったらいいなと、感じました。 悔しくて泣く事、嬉しくて泣く事、辛くて泣く事、泣く事が決していいとはいえま せんが、バスケで泣けるなんて本当に素晴らしいです。私はレフェリーで悔しくて 泣く事ばかりです。いつも自分の納得のいかないジャッジに腹が立ちます。
さて、NBAのロックアウトが解除になり私自身も喜んでいます。レフェリーの キャンプもロックアウトの影響を受けそうだったのですが、解除により来月の キャンプも行われます。
予定表も届き、本当に楽しみです。マイナスになることなどなにもない、すべて 自分自身への糧といなるので死ぬ気でやってきます。
頑張りますよ。
(2005.6.23)


更なる成長を目指して

こんにちは。お元気でしょうか?サンアントニオスパーズ、NBAファイナル優勝 おめでとうございます。第7戦までいった歴史に残るファイナルでしたね。トニー パーカー、まだ、23歳くらいなのに2つ目の優勝リング、たいしたものです。16歳 からプロの世界にいる、生きるか死ぬかの闘いをずっとしてきた彼の精神力は 凄まじいですね。
さて、先日は拓殖大学にいってきました。拓殖大は能力、適応力は非常に高く これからのリーグ戦、インカレ、オールジャパンに向けて楽しみなチームだなと 感じました。
今、私の方はコンデイションを中心に行っています。秋に向けてレフェリーの実戦 をこれから多くし、ベストの状態を作っていきたいと思っています。毎日の 少しづつの積み重ねが未来の成功を導いてくれると思うので。これからの動向、今 の現状は7月の末にはお話が出来ると思いますので、それまでお待ちを。
今はたくさんのグッドなレフェリーに会えているので、この時間を大切にしたいで す。
6日の水曜日の日にロスに向けて出発します。今頃、現地ではトライアウトが始ま って熱いたたかいが行われていることと思います。今回の目的は、本当のプロ フェッショナルとは何か?を学ぶこと、世界最高峰のレフェリー技術で、今何が自 分自身に足りないかを観てきます。1日、1日がプラスになりますし、さらに大きく 成長してきたいと思います。
(2005.7.2)


サマープロリーグ

こんにちは。お元気ですか?おとといロスから帰国しました。久し振りのロスは、 空気が乾燥していてさわやかないい天気でした。飛行機のフライト時間が行きが 8時間で、帰りが10時間という短さに少し驚きました。特に機内がガラガラだったの でゆっくり機内で休めました。
さて、今回のロングビーチサマープロリーグ参加はとてつもなく、大きな経験と なりました。8日の朝にロングビーチのマリオットホテルに集合しました。
そこには、ウエスタンカンファレンスのオブザーバー、マイク氏とNBAのレフェリ 29年という大ベテランのジョークロフォード氏がいました。ジョークロフォード氏 はNBAの歴史の中で1番多くプレイオフゲームをレフしている方で、今年のNBA ファイナルで主審を務めた人です。いつもテレビで見ている方が目の前に いたのでさすがに興奮しました。ジョー氏もマイク氏も「ハロー、ナイステゥミイ チュウ」と気軽に声をかけてきてくれました。その後に、現役のNBAレフェリー マーク〔目が青くて、ジャッジも格好よく、そのレフェリー姿はまさに紳士〕 そして、ロニー、このロニーは自分自身より身長が低くそれで大男をジャッジでし ている私自身が手本とするレフェリーです。彼からもたくさんのことについて 学びました。他に4人、キース、ヒューズ、クリス、ジョーなど。
今回のキャンパーは6人、ラスベガスでのキャンパーは14人くらいといっていたので ロングビーチはスモールクラスでよいと言っていました。
午前中の会議では、そのキャンプ用のレギュラーシーズン中に起きた様々なケース についてどう思うか?などを行いました。この場合は音を消して、一回ずつ止めて このプレイについてどう思うか?一人一人に聞いていきました。そして、一人、一 人がどう思うかを言わせた後に、デイレクターはこのケースはこうだといったこと を言います。決して最初からこうした方がいいとかこうだとは言わず、全員に 意見を言わせデイスカッションする場を与えていました。そして、質問には デイレクターが瞬時に答えをいっていました。でも、デイレクターもタフな コールにはこれはかなり難しいよと説明し、決して自分が上にいるんだという 態度は出しませんでした。
試合が始まるとその試合のビデオをみんなで見て、クルー「3人組」で反省会をして 試合が終わった後も何回もテープで研究していました。
クラスには、心理的なことをやったりさすがプロ50年以上の歴史を持つNBAの レフェリーは最高レベルです。
その証拠にユーロリーグのレフェリーの方も来てたりしているといっていました。
私自身は、マジかでNBAの試合を見れたのもそうですが、ロッカールームでレフェ リーの方の話をきけたことも嬉しかったです。
月曜日には、NBAの本物のシャツを着て、サマープロリーグの3、4クオーター をレフできたことも大きな財産になりました。どれがファールか観るのが 大変でした。
NBAの審判員長のロニーナンシ氏も凄く優しく暖かい方だったので、感激をしまし た。
今回のことは、たくさんありすぎて全部記載できません。しかし、いえることが あります。
我が師、ヒュウホリンズとご飯を食べた時やキャンプを通じて感じた事です。
彼らは常にプロフェッショナルということ、ゲーム中はもちろんですが、日常生活 でも人としてプロフェッショナルということ、けっしておごることなく天狗になる ことなく困っている人がいれば助ける、人間としてコーチ、選手、他のレフェリー とよい関係を築くこと、本当のプロのレフェリーがこの夏にいました。
若い人でもレフェリーはできる、女性でもレフェリーは出来る、これから大きな 挑戦が私には待っています。でも、今がすべてが少しづつ変われる時期だと思って います。
今回、沢山の方に助けられそして、また、教えられました。ゴンゾー、人生は 常に挑戦だよ限りない挑戦だよ、諦めたらそこでおしまい、思い描かない夢は 叶わない、そこに1パーセントで可能性があるならトライしよう、そう強く思い ました。
私自身が今、何に取り組んでいる来月にお伝えします。Thank you very much everybody.
(2005.7.15)


どんどん上を目指していこう

こんにちは。お元気でしょうか?日本はここ最近は涼しい日が続いていますね。 でもさっきあった地震にはびっくりでした。みなさんは大丈夫だったでしょうか? さて、今、ロングビーチのキャンプで撮ったビデオを全部編集しています。クラス の内容等をもう1度見てまた、さらに勉強しております。
先日は、NBAの審判員長のロニーナン氏よりメッセージが届き、来年の夏も 必ず戻ってこいと言ってくれました。このロニーナン氏、シーズン中にNBA専用 チャンネルのNBATVというところでクイズ形式の番組に出ています。
なんのクイズかというと前の日などに問題が起こったシーンがでて、この対処方は どれが正しいか隣にいるゲストに聞き、最後はロニーナン氏が答えると言ったもの です。どのレベルもそうだとおもうのですが、質問に対してすぐに答えが出せる のが特徴です。ルールブックにのっとってということも大事ですが、時にはそこか ら外れた引用でわかりやすく説明してくれます。1番いいと思えることはそのプレ イに対しての理解がみんな同じという事、それぞれのレフェリーがそれはちがうよ というのではなくて、みんなが同じものを目指そうとするところが本当に良いと 思います。
そして、テープの使用。私は今回たくさんのテープを持ち帰ってきました。彼らは 必ずテープを撮ります。ファールコールのシーンなどはアップにしてくれて、 本当に観やすいです。その他にもNBAのシーズンを通して問題になったシーン などを様々な角度から観る事ができます。そのテープにはナレーションがはいって いてどれが正しいコールかもおしえてくれるのです。みなさんの周りにどれが 正しいプレイか?コールか?その教科書はありますか?あたったからすべてが ファールなんですか?だれが作ったコンタクトなんですか?コーチやファンに 罵声を浴びて冷静でいられますか?レフェリーは本当に勉強しても勉強しても 全然足りないです。
ジョークロフォード氏にこう質問しました。「ジョー、あんな2万人も入る試合で それで全世界にテレビ放映されてプレッシャーを感じたりしないんですか?」と そしたら彼は言いました。「ノリ、プレッシャーや緊張することがあってもいいの だよ、それは人間の当たり前の現象なんだ。とにかくその晩、その試合でお前の 仕事をきっちりこなすようにすればいい」といいました。彼がNBAにいったのが 26歳の時、それから29年間彼はプロの世界で生きています。シーズンがはじま ったら月の25日間は家にいないそうです。「ノリ、俺にはとてもいい妻がいるし 子供達や孫もいる」といってとても幸せそうな顔をしてました。そんな彼と一緒に 昼ごはんを食べた時に「俺はチーズバーガーが好きなんだ」といっていた彼の顔が 印象的でした。
レフェリー、若い方にもどんどんトライしてほしい(私がいうのもなんですが) 決して自分の置かれている場所で満足せず、いつも謙虚に頑張っていきたい。
いつか、たくさんの方とレフェリーの意見交換が出来るように。
(2005.7.23)


早いクリスマス

こんにちは。お元気ですか?台風が来ています。最悪です。さて、昨日は一足早い ビッグなクリスマスプレゼント(早過ぎないか?)が届きました。
それはなんと、ミスター・ジョークロフォード氏の背番号17番がはいった本物 のレフェリーシャツです。表と裏には彼のサイン入りでさらに、そのレフェリー シャツは今年のファイナルで使用したものです。腕のところには「The Finals 2005 」のバッチが張られていて、それを受け取った私は興奮して鼻血?がでそうに なりました。
キャンプに時に、約束したことを覚えておいてくれました。最高です。
Thank you very much Joe.
(2005.7.25)


報告まで

こんにちは。お元気ですか?昨日、今日と湿気が多く体から水分がなくなるのでは ないかというくらい汗を掻きました。でも、意外と夜は涼しい時があるので 助かります。
さて、今回はこの日記を読んでいただいてもらっている方々にご連絡があります。
それは、私が「何故?、日本で活動しているか?」ということです。
みなさんもご存知のとうり、今年の11月から日本で初のプロリーグが開幕 します。私はそのリーグでレフェリーとしてやっていくことが決まりました。
この決断には本当に悩み、たくさんの方々にご相談させていただきました。夢は NBAのレフェリーになること、その大きな夢を抱いたからこそアメリカに 渡りしがみついてきました。正直、今回の決断をくだすために何日間も考え 考え抜きました、しかし、答えが見つからず悩んでいた時に私の師匠が助言 してくれたのです。「ノリ、若い時にプロリーグという場で経験が積めるのなら 今は日本にいたほうがいいと思う。NBAのレフェリーになる為にはとにかく 経験が大事なんだ、何年も経験積んだってまだ、若い?お前はアメリカに戻って これる、そのような場があるのなら今は日本で経験を積みなさい」とヒュウホリン ズに言われたことで日本に残るという決意をすることが出来ました。
このことは遠回りかもしれません。近道があるのになんで?わざわざ遠回りをする のか?理解できない方もいるかもしれません。しかし、今、日本に残る事は レフェリー、そしてレフェリー以外のことでもたくさんの経験が積めると思って います。レフェリーをどのように変えていくか?新しい風をどのように吹かす かなどやりたいことはたくさんあります。
先日のNBAのキャンプでもジョークロフォード氏にいわれたこと、「ノリ、今は とにかく経験を積みなさい、どんなゲームでもいい。もしそれができたらお前の 5年後は本当に楽しみだ」その、言葉に反しないように毎年必ず海外にいって経験 をつむ。人生に遅いも早いもないのだから、ただ、また、大きな挑戦が始まる。
どうなるかわかりませんが、道は自分で開く。何事もやるのは誰でもない、自分自 身、頑張ります。これからもまた、応援よろしくお願い致します。
(2005.7.31)

inserted by FC2 system